アルマイトの色の話しいろいろ
アルマイト処理での「色」は、言葉で表しますと
染色
や
着色
と表現される事が多いのですが、その中身を少し解説させて頂きます。
東信工業では染色と着色はイコールと捉えておりまして
技術的な話しをしますと、染料による染色(着色)アルマイトを行っています。
アルミ、アルマイト処理での色と言えば通常はコレであり、もっともポピュラーなモノとなります。
この染料で染色をするという技術、言い換えれば染料さえ作る事が出来れば、基本的にはどんな色でも再現する事が可能です!
色の三原色の組合せで染料を混ぜさえすれば、そうです、どんな色でも作れてしまうんです!
更に言いますと、一度作った色(染料)は、濃淡はこれまた自由自在!
同じ染料であっても、濃淡だけで上がって来た色の印象は大きく変わります。
単純に言いますと、赤色とピンク色の関係ですね。
写真のカラーサンプルをよく見て頂けると分かりますが、同じ色で濃いのと薄いのを表現しています。
まあ、そうは言いましても、あまり複雑な色はほとんど引き合いがありません。
一般的には、各社染料メーカーさんの基本となる色がありますので、そこから選んで採用するというパターンが圧倒的に大多数であります。
あくまでも超マニアックな、他所では決してマネが出来ない色を出すことも可能!
という話しであります。
更に言いますと、下地が変われば、例えばショットブラストやバフ加工等々・・・
これらを組み合わせると、また違ったモノが出来ます。
これにつきましては、また次回以降で触れたいと思いますので、乞うご期待を!
それと、アルマイトの色で忘れてならないのが「発色」という技術があります。
これにつきましても、またどこかで触れたいと思います。
では次回をお楽しみに♪