東信工業のアルマイト表面処理|技術

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東信工業が誇るオリジナリティに富んだ技術

アルマイト処理を手がける業者は全国に数多く存在しますが、染色や化学研磨などへの対応が柔軟でしかも寸法公差のニーズに高精度なモノづくりで応えるのはそう簡単ではありません。こちらでは、大阪をはじめ関西圏でアルマイト加工を専門的に手がけてきた東信工業が、当社の技術力についてその特色をご紹介します。

あえて半自動。職人とマシンの高度な融合

多くの業者が機械化や自動化を打ち出しているなか、東信工業はあえて半自動という独自の道を歩んでいます。なぜなら、アルマイト処理はきわめて複雑でデリケートなプロセスだから。もちろん物理的に人力では及ばない領域や人の手ではかえってムダが生じるような作業では機械や自動機を使用しますが、電解液の温度管理やアルミニウム製品の投入、引き上げのタイミングについては職人の経験や勘がモノを言います。とりわけ精度が求められるような製品づくりでは、侵食や皮膜の厚さをミクロンオーダーで調整する必要があります。こうした繊細な作業はやはり人間の持つ感覚でなければ到底行えません。

寸法公差内での対応可能な技術

アルマイト表面処理のプロセスでは、まず電解液中にアルミニウムの素地が溶け出し、その代わりに酸化した2倍ものアルマイト層がその表面に析出していきます。したがって、最終的には形成された酸化皮膜の約2分の1がアルミ素地上に増えることになります。技術者はこの増加をしっかりと考慮して機械加工を仕上げる必要があります。この繊細な作業を行うのはやはり機械ではなく人。それも長年の経験と技術を持つ熟練の職人です。東信工業にはこうした今となっては貴重な技術者が何人も在籍し、このデリケートな加工工程を担当しています。こうした背景があるからこそ、当社はどのようなシビアな要求であっても、その製品を寸法公差内に仕上げることができるのです。もちろん、H7公差や△△△図面指示にも対応可能。パソコンなど精密機器の部品づくりもおまかせいただけます。もしも他社で対応できないと断られた場合はぜひ当社にご相談ください。ご期待に沿うご提案を差し上げます。

カラーアルマイトの技術

一般に、アルマイト処理加工品の着色、染色では使用できる色数が限られており、その意味では多品種少量生産時代の今日では実情にそぐわない点があるのも確かです。しかし、染料の調合技術に長けた東信工業では、指定色(サンプル色)以外の色味も柔軟に再現できます。もちろん量産時に発生しがちな色ムラを抑えるノウハウを持ちあわせているので、ロットごとに製品の色が違うといったトラブルとも無縁です。もちろん、大容量の電解液タンクを備える当社では大型部品の染色も可能。さまざまな染色加工についても高品質をお約束できます。なお、一般の業者では難しいと敬遠される黒の染色加工は東信工業のもっとも得意とするところです。